昭和25年創業以来、花崗岩の採掘・加工を業とし「良質の石材」を求めて、県内外の採石場の開発に努力して参りました。土木・建築用石材をはじめ主力商品である墓石製品は、大きく様変わりし、ここ10年で中国で造られた石製品が国内市場の95%のシェアを超えてしまいました。
従来の「品質重視」からニュ-デザイン墓と称し異業種からの参入業者の方や、石工としての加工技術のない人が「見た目が良ければ良い」という業界に変えてしまいました。人件費の安い中国で造られた派手な「デザイン墓」が先祖供養の聖域にも入り込んで来ました。その様な製品には表面に何らかの化学処理された石製品も多く見受けられるのも事実です。
しかし日本人には昔から「品質重視」の高級品を好む考え方の人も多く、私共の石工として伝統技術を生かせる仕事もまだ残っています。
墓石には「先祖の霊が宿る」と信じられ、手を合わせ感謝をする伝統を残したい。みちのく銘石で・・・そんな思いを込めて、安心そして信頼される石造りに精進していきたいと思います。