月刊石材8月号掲載『info「全石協」No.12』
月刊石材8月号掲載『info「全石協」No.12』
株式会社石文社発行の「月刊石材」にinfo「全石協」を連載開始致しました。組合での活動状況を適宜掲載する予定です。是非、ご覧下さい。
◇お墓参りへ行く「時期」と「回数」についてのアンケート調査結果
古来より日本人は、命日やお彼岸、お盆にお墓参りをする習慣がありますが、本来お墓参りは、いつ行っても構わないものです。現代の世の中で、どのようにお墓参りの習慣に変化があるのか、お墓参りについての実態を把握するために、全国石製品協同組合では、お墓参りのアンケート調査を実施いたしました(お墓を持っている方1,024名、全国の男性・女性40代以上、インターネット調査、2016年6月実施)。
Q:お墓参りへ行く時期はいつですか?【複数回答可】。また年に何回行きますか?
「お墓参りへ行く時期」で最も多かったのが「お盆休み」で、お墓を持っている方 1,024 名中、約 7 割(718 名)の方が選択され、続いて、「春彼岸」、「秋彼岸」、「故人の命日や月命日」という結果です。一方、「回数」の回答で最も多かったのが「年に2回」で、続いて「年に 1 回」、「年に 3 回」と続きます。「年に 2 回」と答えた方の時期は「春彼岸/秋彼岸」、「年に 1 回」の方は「お盆休み」に、「年に 3 回」の方は「お盆休み/春彼岸/秋彼岸」という結果です。また年代別では、年齢を重ねるほどお墓参りの回数が増える傾向にあるようで、年 2 回以上のお墓参りの比率が 40 代では 57.6%に対して、60 代では71.6%、70代では81.4%という結果が出ています。
昨今、マスメディアを中心に「墓離れ」「墓じまい」など、一見すると日本人の供養心が薄れつつあるのでないかと思わせる記事が散見されています。今回のアンケート結果は、ある意味、常識通り(予想通り)の面白味がないアンケート結果と読みとる向きもあろうかと思いますが、裏を返せば、お墓の前で手を合わせ、先祖ならびに故人を弔うという日本人のお墓や供養を大事にする文化が脈々と継承されていることが確認できるアンケート結果と言えます。