お墓Q&A
1.お墓探しのポイントは?
霊園について
- 1.日当たりや水はけ、施設内はバリアフリーかなどを確認しましょう。
- 2.霊園の環境や設備などは必ずご自分の目で確認した方がよろしいでしょう。
- 3.霊園の管理体制も購入前に確認しましょう。
- 4.ご自宅からの交通アクセスなど、お墓参りに行きやすい立地かも大切です。
- 5.霊園の使用規則をよく確認しておきましょう。
- 6.宗教不問の場合も、法要の時に自分の宗派でできるかどうかを確認しましょう。
- 7.経営主体がしっかりしているか確認しましょう。
墓石について
- 1.契約前によくチェックしておきましょう。
- 2.しっかりした石材店を選びましょう。
- 3.同じ石にも品質の良し悪しがありますので、石材店に相談しましょう。
2.お墓にかかる費用は?
墓地使用料
「永代使用料」などとも言われています。お墓の使用権を得るために、お寺様や霊園管理事務所などの墓地の管理者にお支払いするお金です。同じ墓地内でも広さや向きなどによって価格は異なります。
墓石工事代
お墓の石を建てるのにかかる費用です。一般的には墓石とその工事代も含めて、墓石工事代と言い、石材店に支払います。最近ではローンで支払いができることも多くなっています。こだわりの石材を使ったお墓、彫刻を施したお墓、オリジナルデザインのお墓など、ご希望のお墓によって価格は様々です。
年間管理料
墓地の維持管理に対してその管理者に支払う毎年かかる費用です。多くの霊園が施設の管理・清掃などにこの費用を役立てています。料金は墓地の広さにより異なり、数千円から1万円程度のところが多いようです。
入檀料
寺院墓地の場合は、檀家になること(入壇)が条件ですので、一定の入檀料を納める場合もあります。
3.自分で出来るお墓のお手入れは?
洗い方
水で洗うのが基本です。柔らかいスポンジか布に水を含ませてやさしく洗います。汚れがひどい時は、タワシなどで擦ると取れます。また、文字の部分はハブラシが便利です。しかし硬い石とはいえ、彫刻部分や角は欠けやすくなっていますので、決して力を入れてゴシゴシと擦らないようにしてください。なお、最近は墓石(御影石)の水垢やシミが取れる専用洗剤も、仏壇店等で販売されています。
お花
お墓に供えたお花は枯れる前に取り替えましょう。お墓が遠くてこまめにお参りできないようであれば、定期的にお花を供えて、簡単なお掃除もしてくれるサービスを利用することもできます。
植木
お墓の敷地に生える雑草はこまめに取り除きましょう。また植木などがある場合、大きくなりすぎないように時々剪定する必要があります。地中で根が張りすぎると、お墓を囲んでいる石の柵を圧迫し、ひび割れや崩れの原因になります。
雑草
墓地内の玉砂利の中の草の根は、なかなか取りにくいものです。小さな鎌やゴム手袋などが便利です。
玉砂利
墓石のまわりに敷いた玉砂利は、土に沈んでしまうことがあります。玉砂利園芸用のシャベルなどで掘り起こして目の粗いザルに入れ、洗った後に敷くと見違えるようにキレイになります。新しい玉砂利を敷き直すのも良いでしょう。
4.永代供養とは何?
永代供養墓とは、寺院や霊園が、故人の家族や親族に代わって、またお墓をお守りする方がいない場合にはその方に代わって、永代または一定の期間をご供養、管理をするお墓のシステムです。
5.お墓の経営主体の違いは?
民営墓地
- 宗教法人墓地・・・宗教法人(寺院)が所有している墓地で、その寺院の境内にある墓地(境内墓地)は檀家のみが利用できます。
- 公益法人墓地・・・公益法人(財団法人・社団法人)が経営している墓地。
- 営利法人墓地・・・営利法人(株式会社)が経営している墓地。例外的なもので数が少なく、今後の新設はありません。
- 個人墓地(屋敷墓地)・・・自分の所有地に墓を建てたもので、全国に多数ありますが、現在は原則として新設できません。
公営墓地
- 公営墓地・・・地方公共団体が経営している墓地
- 共同墓地・・・村落(旧行政村)が経営している墓地。今後の新設はありません。
6.お墓にはどんな形式があるの?
一般墓所
石碑・納骨棺・外柵(墓所の境界を明確にするために設ける柵)のある従来型のお墓です。
芝生墓所
芝生に洋型やプレート型の墓石を据えた墓所。個々の墓所の境界が明確ではありません。
霊廟型墓所
小型の霊廟(霊を祀った建物、霊堂)を建て、複数の家族の人々を合祀したもので、1家族の累代墓もありますが、企業墓所、教会墓所などの合祀墓所に多く見られます。
壁面墓所
壁面に石碑や板碑を据付け、地中に納骨棺を設けた墓所。
霊廟(納骨堂)
「立体墓地」、「ロッカー式(マンション式)墓地」などと呼ばれているもので、屋内の大きな霊廟に遺骨を安置します。
ロッカー式(マンション式)納骨堂
霊廟の中のロッカーに遺骨を納めます。
納骨壇型式
ロッカーに骨壷を納め、その上に設けられた仏壇にてお参りができるようなっています。
永代供養墓
お墓の後継者がいない場合など、霊園や寺院が供養や管理を行います。
散骨
遺骨を粉末化し、海や山などに撒いて自然に帰す葬送方法です。
樹木葬
納骨棺を設けずに、直接土の中に遺骨を埋葬し、墓石の代わりに樹木を墓標とします。
7.お墓ってどうやって建てるの?
(1)墓石工事の契約
工事契約時は、
・工事契約書(金額に関するもの)
・注文内訳書(工事内容に関するもの)
・彫刻指示書(彫刻文字に関するもの)
を作成します。
※お求めいただいた霊園や石材店によって契約書式が異なります。
・工事契約書(金額に関するもの)
・注文内訳書(工事内容に関するもの)
・彫刻指示書(彫刻文字に関するもの)
を作成します。
※お求めいただいた霊園や石材店によって契約書式が異なります。
(2)彫刻文字の確認
(石碑ご注文の場合のみ)石碑に彫刻をする前に原寸大の彫刻文字や家紋、書体・戒名など、間違いがないかをご確認いただきます。確認をいただいた後、彫刻作業に入ります。
(3)お墓の完成
墓所工事が完成したら、契約内容と相違ないか現地をご確認いただきます。
(4)供養式
開眼供養・納骨・回忌供養など、式の日取りの3~4週間前を目安に霊園管理事務所にお申込ください。日程が決定しましたら、担当営業員にご一報ください。(お檀家の場合、式次第、日程等はあらかじめ寺院と充分な打合せが必要です。)
8.お墓って引越し出来るの?
「お骨だけのお引越し」「墓石ごとのお引越し」 どちらも可能です。